Dr. Stephen Kimberley
ステファン・キンバリー医学博士
Q会員のみなさん、こんにちは!
1月に開催されたソルトレークシティーのイベントでは多くの方々にお会いでき大変光栄です。
私たちには大変素晴らしい会社があり、素晴らし人々がいるという事を再認識させて頂きました。もちろん、あなたはまさにその素晴らしい人々の一人なのです。そして、その際私にもっとコラムを書くように懇願してくださった聡明な女性。この女性の言葉を真摯に受け止めさせてい頂く事にしました。
では、早速となりますがみんさんお気づきの通り、昨今のソーシャルメディアの時代に突入して以来、私たちを取り巻く情報の世界が爆発的に発展しました。―そして時として良くない方向に使われることもあります。
残念なことに、蔓延する誤った情報が適切な判断を下すことが出来ない人々に対し、過度な不安と恐怖をもたらす光景が見受けられます。それら誤った情報の発信源の多くは、疑似科学的な「事実」をあたかも事実かのように情報を拡散させる数々の企業のマーケティング部門です。
最近、ある巨大レストランチェーンが自社のメニューは他社に比べ「自然で健康的」であると宣伝するキャンペーンを打ち出していますが、それは独自の考えに基づいて、より健康的と結論づけられての経緯となります。
その根拠として、安息香酸ナトリウムの使用を議題に挙げてきたのです。しかし、安息香酸ナトリウムは非常に一般的に活用されてきた天然化学物質であり、70年以上にわたって食品やサプリメントの保存料として活用されてきました。その間、一切の毒性やその他問題が報告されていないのに関わらずです。
Qサイエンスのヘンプオイルシリーズにはマイクログラム単位のごく微量の安息香酸ナトリウムが使用されています。それというのは、ヘンプオイルに含まれる有効成分を阻害し、汚染と悪臭の原因となるバクテリアを防ぐためです。また、保存性を加える為に少量のクエン酸(アスコルビン酸ではありません)を使用しています。クエン酸は柑橘類に含まれる非常に一般的なフルーツ酸であり、長年の実績と効果を持ちます。事実、フルーツ酸は身体に多くの利点をもたらし、老廃物の除去をサポートし、体内の酸塩基のバランスを調整します。
巨大レストランチェーンが提唱する安息香酸ナトリウムの危険性の根拠として、体内に摂り入れた安息香酸ナトリウムが部分的に安息香酸に変換され、体内のベンゼン値を増加させるリスクを懸念したものです。しかし、少量ではそのようなことは起き得ません。その点については既に長らく研究されてきたうえ、1,000回以上にもわたって容器に入ったヘンプで検査をし、無毒な事を確認されています。
私の経験で言える事は、「不安」はどんな化合物よりも毒性を秘めた存在ということです。私たちは日常生活を送る中で、日々幅広い種類の化学物質、天然成分、合成物質に触れています。そして、幸いにそれらの量は少量であり除去もしくは体内で代謝されています。先ほどご説明したように、この懸念に基づいてせっかくの優れた製品の使用を制限することは、非常に残念に感じます。
また、私たちのほぼ全員は生まれてから今に至るまでほとんど毎日、安息香酸ナトリウムもしくは安息香酸を摂取してきていることを覚えておいてください。事実、最も大量の安息香酸を使用しているものの一つに幼児向けのキャロットジュースです。その理由として、人参の外皮はジュースに大量で使用される場合、幾分か有害になり得るため、簡易に事前処理を行う必要性があるためです。いづれにしても、その問題については健全な視点を与えます。
Qサイエンスはみなさんの健康的で健全な生活に貢献することに注力を注いでいます。そして、私たちが出来る改善策を常に模索しています。もし、安息香酸ナトリウムより「自然」でいて、オイルの品質を落とすことなく、同等性の効果を備える物質を発見できましたら、喜んで直ぐに採り入れます。それまでの間、私たちが選択した評価に安心して下さい。どうか、あなたの良質な生活を妨げ得る、誤った情報に振り回されないことを願っています!
Best,
Dr. K!